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イラン大統領選挙は仕組まれたか

by on 2009/06/13

イランの大統領選挙は現職のアフマディネジャド氏が再選を果たしたという事だ。しかし、Informed Comment: Stealing the Iranian Election ではこの選挙結果に疑問を呈している。選挙結果と事前のアンケート調査の結果が食い違いすぎているというのである。

  1. アフマディネジャドはタブリーズで57%の票を獲得したことになっているが、彼の主要な的であるミル・ホサイン・ムーサビーはタブリーズが州都である東アーザルバーイジャーン出身であり、この地域では明らかにアフマディネジャドよりも勝っていた。この地域では、以前から地元出身の候補が大量の票を獲得している。
  2. テヘランでもアフマディネジャドは50%以上の票を獲得したことになっているが、彼は都市部では人気がない。彼の政策がインフレや高い失業率をもたらしたため、貧困層にも不人気である。テヘランでこの数字が出ることはおかしい。
  3. 改革派であるメフディー・キャッルービーは32万票を獲得し、ロレスターンなど西部で敗北したと言うことになっている。しかし、彼はロレスターン出身でありクルディスタンを含む西部地域では非常に人気がある。キャッルービーは2005年の大統領選挙の第1ラウンドで17%の票を獲得している。それ以来支持が減ったということを考えられるが、1%以下の支持しか得ていないと言うことはあり得ない。少なくとも西部ではもっと健闘したはずである。
  4. モフサン・レザイはアンケートでは全く人気がなかったが、67万票とキャッルービーの2倍以上得票している。
  5. アフマディネジャドはイランの全ての地域でほぼ同じくらい支持を得たことになっているが、今までの選挙では民族的及び地域的な変動が大きく見られた。
  6. 選挙委員会は選挙結果を公認するのに三日待ち、その後ハメネイに連絡、署名を得ることになっている。これは何らかの間違いがあった場合の是正のためであるが、今回はすぐにハメネイによる公認がなされた。

個人的に選挙結果を眺めたわけではないので何とも言えないが、これだけ見れば選挙結果に何らかの圧力がかかったという事は大いに有り得、公明正大な選挙が行われていない国家ということになる。これからの米国の対イラン政策などにも影響があるのだろうか。

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From → Memo, Translation

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